夜勤のみの勤務体制で働くメリット

看護師の勤務体制は日勤と夜勤を交互に繰り返すシフト制が一般的ですが、夜勤のみに従事する働き方もあります。

夜勤に専従するメリットは様々ですが、特に給料の高さはチェックしておくべき点と言えるでしょう。

午後10時から午前5時の間に働く場合、基本給の25パーセント以上を割り増しすることが法律で決められています。

同じ時間だけ働いた場合、日勤よりも夜勤の方が高収入になるので、夜勤専従は多く稼ぎたい人に最適です。

また、夜勤は多くの場合、日勤よりも少人数になるので人間関係の煩わしさに悩むリスクが軽減されるのもメリットの一つと言えるでしょう。

仕事に慣れれば自分のペースで動くことが容易になるので、精神的な疲労が溜まりにくくなります。

仕事に従事する人数が少ない分、1人当たりの仕事量が増えるデメリットもありますが、このデメリットも見方を変えれば限られた時間の中で多くの経験を得られるといったメリットに繋がります。

労働時間は1週間につき40時間以内と法律で決められているため、勤務時間の中で学習できる事柄も限られてしまいます。

その点、夜勤なら1人で数人分の仕事をこなす必要があるので、必然的に学習できる事柄が増える形になります。

決まった時間に割り当てられた仕事をやり遂げるために動きが効率的になるのも夜勤のメリットです。

夜勤専従の働き方は、昼夜逆転の生活が続くことになるので疲れやすいというデメリットがありますが、看護師としてのキャリアアップを目指すなら貴重な経験になることは間違いありません。